京都市立塔南高校 同窓会 第5期生

京都市立塔南高校 同窓会

第5期生ギャラリー(3年7組)

クラス展 民族衣装ファッションショー

スペイン

最初にお送りしますのは、フラメンコの都スペイン。スペインの衣装は、歌劇のカルメンやフラメンコの踊衣装で代表されている様に思われがちであるが、他にも優れたものが沢山有ります。ここに登場するのは、アンダルシア風の晴れ着で横襞の多い裾長のスカート、同様の袖が特徴とされて居ます。

モデルは西川早知子です。さァ出て下さい。

彼女のカルメン姿、素敵でしょ。でも、彼女、もう彼氏が有るという事ですから、5日の後夜祭、フォークダンスに申し込むのは止めておいた方がいいですよ。でも、この服、実と言うと司会の私が作ったのです。糸の結び目を作らなかったから、ひょっとすると貴方の前でパラッと脱げるかも知れませんよ。その瞬間をお見逃しなく。





イラク

次にお送りしますのは、イラク。ここに登場しますのは、首都バグダードを中心に住むシャンマール族の農民や地主の盛装です。男は普通、白又は灰色の木綿のパジャマ風の下着を着け、その上にツブンと呼ばれる「きもの」の様な長い服を着、腰のベルトで締めて居ます。

モデルは福島英男です。

彼は一見おとなしそうなタイプに見えますが、実はおとなしいタイプです。誰ですか?司会の宇野君と同じだと言ってる人は。あまり見え透いた本当の事を言わないで下さい。また、彼は、こんな変な恰好で人前に出て来る為、学校中の女の子が彼を嫌い、私を愛すのです。今笑った人、後で勝負しょ…



アメリカ

次にお送りしますのは、アメリカのインディアンのファッションです。ここに登場しますのは、テレビ等でお馴染みのアメリカの大平原を所狭しと暴れ回ったスー族のファッションです。

モデルは岡本実と辻本正です。

男の方が岡本で、元木屋町でポン引きをして居ました。まともでないこのクラスの中でも、特別な存在です。女の方は辻本。彼の女振りなかなかうまいでしょ。それもその筈。彼は木屋町のバー『おかま』のママなのです。



ノルウェー

次にお送りしますのは、ノルウェー。この服は、ノルウェーの南部の幅広い山地が谷とフィヨルドに深く刻まれたハルダンケル地方の農婦の晴れ着で、一時すたれて居たが、近年、祭礼や結婚式に着る事が復活しつつあります。

モデルは辻晴子です。

北欧美人は、色が抜ける様に白く、またボインボインの代表と言われて居ますのに、この様に色の黒いモデルを使って、関係者一同、後悔して居ります。でも、北欧では美人となれない彼女も、この様にすてきな大きな口を持って居る為、アフリカの沼地カバ王国では、きっと女王の位につく事でしょ。



ペルー

次にお送りしますのは、ペルー。これはアイマテ族のポンチョで、アルティプテノで着られて居る代表的なものです。

モデルは西野修です。

彼は、九条の『イノシシ堂』の跡取り。本の事なら、百科事典からエロ本まで取り揃えてあるそうです。彼に言わせると、本はイノシシ堂、男は西野だそうです。誰かこの間違いを直してやって下さい。

【註:これはどう見ても西野修ではなく西村時次だと思う。】



ベトナム

次にお送りしますのは、今、泥沼戦争でおなじみのベトナム。ベトナムの衣服は中国服の影響を多分に保ち、それが南方の気候に適する様に変化したものと思われます。

モデルは吹田昌美と特別出演の李聖道です。

男の方が李聖道。彼はベトナム戦争では、ベトコンとして活躍したそうです。今は、戦争の為、負傷して日本に治療に来てるそうです。その傷を見せて上げたいのですが、下着を脱がなきゃならないので、今はごかんべん願います。
女の方は、吹田昌美。彼女、弓道部で腕の力は抜群に強く、この前、彼女に背骨を折られて、彼女のベッドから病院のベッドへ送られた男が居ますから、皆さん、気を付けて下さい。



ボリビア

次にお送りしますのは、ボリビア。これはラッパス州のチョーラの晴れ着で、ヨーロッパの影響を多く受けた服である。帽子は、茶褐色の山高帽アクホをかぶって居ます。

モデルは川真田秀男です。

このマカロニ・ウェスタン調の服を着た男、このクラスの親分で、1番もてない男です。彼はみかけこそ細く弱々しいですが、暗く成ってある場所では、がぜん強く成ると言う事です。



オランダ

次にお送りしますのは、ネーデルランド。これは首都アムステルダムの有るノルドボランド地方の代表的なもので、アイセル湖に臨む漁村フォレンダムとその西ザアンダムとアイセル湖の干拓工事から取り残されたマルケン島とを中心に着られて居ます。

モデルは八隅幸枝です。

この服装はクラス一の美人がやる予定でしたが、彼女、今妊娠中ですので、彼女に代役に成ってもらいました。彼女、別におかまが成って居るのではありません。胸のふくらみも本当ですから、まだお疑いの方、さわってみてもらってもけっこうです。



アラビア

次にお送りしますのは、アラビアのローレンスで有名なアラビア。これはアラビアの田舎のフード付きの素朴な男装である。物は羊毛の織物で茶色の縞のものである。

モデルは久保幸三です。

3ノ7のクラスを覗いて、1番助平そうな男、それが彼です。彼はどうしょうもない男です。この服は、みかけ通り、日本では乞食の服装です。それで、本職の彼が、このモデルに成る事に決まったわけです。

(坂脇の場合)なお、彼は、幾代ちゃんと言う彼女が有りながら、『さかえや』の純ちゃんと変な仲に成ったり、本当に困った男です。【註:最初は坂脇がモデルを遣る予定だった。】



チリ

次にお送りしますのは、チリーの中南部を流れるビオビオ川以南は近代までチリー共和国に帰順しないアホナカニアン族の領土で、これはその民族衣装であります。

モデルは林万助です。

この国の衣装は、ぶさいくな男が適して居ると、担任の鈴木先生が言われましたので、ひそかに男子全員に着せたところ、彼が1番よくにあった為、彼はこのモデルと成りました。そう言われてみると、まったくその通りでしょ。



朝鮮

次にお送りしますのは、日本と1番近い外国、朝鮮。これはチョゴリとチマから成る戦前の上流階級の衣装です。

モデルは荒井かずこ。

この衣装のポイントは、胸の裏の部分に有るとか…。どうしてもそのポイントが見たい人は、ショーが終ってから、モデルさんと話し合いの上で、見て下さい。



エクアドル

次にお送りしますのは、エクアドル。此れは首都キートの北方、同じくアンデス山地の2200mほどの高さにあるオタヴァロの男のポンチョである。

モデルは田中博康です。

このモデル、化粧で真っ黒の様ですが、実は顔を洗ってもこれなんです。炭屋に産まれた彼は、小さい時、母親が海苔巻きと間違えて、炭を食べさせて以来、彼はこんな色に成ったのです。





メキシコ

次にお送りしますのは、今、はやりのメキシカン・ルックのメッカ、メキシコ。これはウィチョール族の服装で、ウィチョール族はメキシコ中部のハリスコ、ナヤリット両州を中心に住む民族で、女は大人しいが、男は気が強く、派手で、一夫多妻の風が有る。

モデルは坂本政則です。

彼の歩き方、あまり女らしく色気が有りませんが、それもそのはず、彼女は元男性で、性転換の手術を受け、今では女と成って居るのです。色気の無い歩き方、みっともない顔は、男性であった時の名残です。



トルコ(北尾)

次にお送りしますのは、ウスクダラの国、トルコ。トルコ共和国は、ヨーロッパとアジア、いわば東と西の文化の境界線にあたって居るという事が、民族衣装の上にも現れています。

モデルは北尾清です。

この衣装は、サルが着ても似合うとか。そこで何を着ても似合わない彼なら、この衣装を着こなせるだろうと思い、彼をモデルに推薦しました。皆さん、似合って居ますよね?皆さんの似合って居る、似合って居ると言う様な顔を見て、彼は泣いて喜んで居ます。私は、後でしばかれます。

【註:これだけ写真が無い。私は司会なので、撮影担当が撮り忘れた様だ。】

スイス

次にお送りしますのは、平和の国スイス。これは代表的なチロルの若い娘の服で、ティルントルと呼ばれて居ます。これは健康な少女の服として全国的に広く着られて居ます。

モデルは岡崎まり子。

このモデルを選ぶ時、1番苦労しました。なんせ、このスカートはミニ調で足のきれいな娘がはかなければ折角の健康な少女の服が台無しに成るからです。でも、3ノ7の女の子は、足毛ががすごく、モデルになれそうな人は1人として居ませんでした。それで、彼女は一晩かかって、見える部分の毛を抜いたそうです。





インド

次にお送りしますのは、美人の国インド。ガークラとチョリとオドニーから成るこの衣装は、西パキスタンのランド州からインド北西端のカシミールにかけて広く着られ、サリーに次いで重要な服装で有る。

モデルは林裕子です。

インドという国は、ちょうど日本と逆で、80%までが美人だと言われています。そこで、彼女は、このモデルに成りたがり、関係者一同を困らせました。でも、彼女の真剣な熱意に動かされて、とうとう彼女をこのモデルにしてしまいました。でも、彼女もチョットは自分の顔の事も考えて欲しいと思います。



日本

次にお送りしますのは、我が国、日本。この場合、服装に関する説明は必要ないと思いますので、省かせていただきます。

モデルは稲葉幹子です。

初め、彼女は振袖を着て登場する予定でしたが、予算の都合で、寝間着で登場する事に成りました。彼女は、日本的な美人と自認して居ます。彼女が日本の美人なら、日本のレベルも落ちましたねェ。なんて、心で思って居ても、私は口に出しません。



ハワイ

次にお送りしますのは、常夏の国ハワイ。アメリカ本土からハワイに到着した観光客は、男はアロハシャツ、女はムームーに着換えて、くつろぐのがならわしである。ここに登場するのは、ムームーで、ハワイの社交場でも通用する便利なものである。

モデルは近藤秀樹です。

ハワイには、ズリ落ちた感じの、見えるか見えないかと男共に期待させる腰ミノをつけた美人ばかりかと思ったら、こんなのが出て来たら、ハワイごと、日本に帰りたく成りますね。彼のなら、見たってつまんないですからね。



パキスタン

次にお送りしますのは、パキスタン。これは、パキスタン北部の首都ラホールを中心とするパンジャブ地方に見られる奇妙なパジャマ・ズボンの1種である。これは、クルタ又はペパンと呼ばれるチュニック型の上着と組んで着られるものである。

モデルは広上光子です。

彼女、ついこの前、髪の毛を切ったそうです。女の子が髪を切るのは、失恋した時とか聞いてますけど、私で良かったら、力に成りますよ。と言いたいところだが、彼女、根っからの男嫌い。オールドミスで通すそうです。





グランド・フィナーレ













記念撮影